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2005/5/28記              OFFICEYASSへようこそ。                   内容の更新は新しい方のサイトで。   でもここへのコメントにはなるべくお答えします!

by yass67
 
「ダメ犬グー 11年+108日の物語」
「ダメ犬グー 11年+108日の物語」_a0005099_141741.jpgあなたのペット自慢を!

トラバの今週のお題は「ペット自慢」との
ことなのですが、残念ながら私は最近
ペットは飼っておらず、その代わりに
ペットと飼い主の心温まる一冊の本の
紹介をしたいと思います。

私の学生時代の友人に、作詞家で詩人の
ごとうやすゆき君という人がいます。
彼が書いた「ダメ犬グー 11年+108日の
物語」という本があります。
これはもともと「愛犬の友」という雑誌に
連載されていたものを加筆して単行本化したものです。

この本はいわゆる癒し系絵本です。
愛犬との日常を綴ったストーリーで、シンプルなイラストで読みやすい。
私はこの本を初めて読んだとき何の心構えもなく読み始めてしまいました。
何故かというと、主人公の♀のドーベルマン「グー」は私がごとうくんの家に
遊びに行ったとき必ず玄関口で愛嬌たっぷりに出迎えてくれて、きっとこの本は
そんなチャーミングな犬との愛情日記みたいなものだろうと思っていたからです。

ところがこの本にはそれ以外の大事なことが書いてありました。
大きなドーベルマンなのに、気が弱くドジばかりして飼い主を困らせる、でも
憎めない主人公グーの日常を中心に物語は進んでいきます。

でも何げなくページを進ませていくととてもつらい気持ちになってくる。。。
グーの脚の病気から始まる闘病の世界。飼い主とその家族の、グーに対する
思いやりや心情がページをめくるごとに痛いほど伝わってきます。

それを挟むようにグーのダメさ加減がエピソードとして綴られ、泣きそうになったり
クスっと笑うこともあったり。。。

絵本形式なので、シンプルながら確かに訴えてくるメッセージがあります。

とにかくこの本には彼が「グー」に注いだ愛情がぎっしり詰まった本になっています。
生前のグーと彼の日常のスナップショットも多数あり、私も当時を思い出して
しまいました。

この本は特に犬の病気介護とかを経験したことがあるひとが読んだら
本当にいろいろなことを思い出すはず。読むのもつらいかもしれません。
でも自分ならどうしたか?も深く考えさせられる本です。
きっと涙が止まらないと思います。

私は友人として恐らく今後も彼の活動や作品を陰ながら応援していくと思います。
このサイトにいらっしゃってくださる方、彼の本を書店で見かけたら是非一度読んで
彼の世界に触れてみてください。^_^;)

「ダメ犬グー 11年+108日の物語」/ごとうやすゆき著
文春ネスコ 刊  1,365円(税込)
by yass67 | 2004-06-21 14:18 | 子ネタ・小ネタ
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